出版社内容情報
日本が誇る光学・赤外線望遠鏡「すばる」。その真価が国際プロジェクト「コスモス」を通じて世界の天文界にとどろいた。日本が技術の総力を挙げて建設した、口径8.2?の光学・赤外線望遠鏡「すばる」。その真価が、深宇宙の銀河探査・宇宙地図作成の国際プロジェクト「コスモス」を通じて世界の天文界にとどろいた。「すばる」の技術を引っさげて、同プロジェクトに参加した著者とそのチームが、コスモス・フィールドの天域で、めくるめく画像を取得! 引いては、宇宙の大規模構造探査、暗黒物質の分布の策定などに実を結んで、いまや、「すばる」なくして深宇宙における銀河進化の研究は語れない時代となった。本書は、「すばる」関係者の血の滲むような努力と、それから生まれた成果の一端の紹介だ。
まえがき………………………………………………………………………………………5
第一部 コスモスな日々――「コスモス」で分かったすばる望遠鏡の真価……13
第1話 「コスモス」への招待状 15
第2話 インテンシブ・プログラムの?壁?突破に成功 34
第3話 二平方度、27等級銀河の撮像に挑む 56
第4話 踊る大望遠鏡事件 81
第5話 急上昇した「すばる」の国際的評価 108
第6話 回る大望遠鏡事件 130
第7話 「コスモス」――回顧、サイエンス、展望 154
第二部 コスモスな日々、再び 2015――マエストロ銀河の発見…………195
1・銀河での星生成の変遷 197
2・コスモスな日々 200
3・コスモス20 201
4・ライマンαエミッター 206
5・「星生成抑制問題」への挑戦 215
第三部 コスモスな日々、2108 銀河旅人………………………………………219
1・カスム君 221
2・「コスモス」 2003 223
3・「コスモス」 2007 229
4・閑話休題 2038 231
5・「コスモス」 2051 234
6・カスム君まで、もう少し 237
7・カスム君、再び 239
あとがき………………………………………………………………………………………243
図版出展………………………………………………………………………………………244
谷口義明[タニグチヨシアキ]
1954年北海道旭川市生まれ/東北大学大学院理学研究科博士課程修了・理博(84年 東北大学 天文学)東北大学大学院理学研究科助教授(91年).愛媛大学大学院理工学研究科教授(2006)・同大学宇宙進化研究センター長/専攻・銀河天文学/
主な著書:『現代の天文学 第4巻 銀河』(07年日本評論社;共著),『宇宙進化の謎』 (11年,講談社),『宇宙の始まりの星はどこにあるか』(13年,角川新書)
内容説明
日本が誇る光学・赤外線望遠鏡「すばる」。その真価が国際プロジェクト「コスモス」を通じて世界の天文界にとどろいた。著者らの血の滲むような努力と、深宇宙における銀河宇宙進化の研究を、ドキュメント風に伝える。
目次
第1部 コスモスな日々―「コスモス」で分かったすばる望遠鏡の真価(「コスモス」への招待状;インテンシブ・プログラムの“壁”突破に成功;二平方度、27等級銀河の撮像に挑む;踊る大望遠鏡事件;「コスモス」―回顧、サイエンス、展望)
第2部 コスモスな日々、再び 2015―マエストロ銀河の発見(銀河での星生成の変遷;コスモスな日々;コスモス20;ライマンαエミッター;「星生成抑制問題」への挑戦)
第3部 コスモスな日々、2108―銀河旅人(カスム君;「コスモス」2003;「コスモス」2007;閑話休題2038;「コスモス」2051;カスム君まで、もう少し;カスム君、再び)
著者等紹介
谷口義明[タニグチヨシアキ]
1954年、北海道旭川市生まれ。東北大学大学院理学研究科博士課程修了。理博(東北大学天文学)。東北大学大学院理学研究科助教授、愛媛大学大学院理工学研究科教授、同大学宇宙進化研究センター長を経て、放送大学教授。専攻:銀河天文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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