内容説明
相対論と聞くと、「天才アインシュタインだからできた、とても難しい理論」というイメージを持たれている人も多いのではないだろうか。しかし、一般に「相対論」と聞いてイメージされる特殊相対論は、実は、発表時点でわかっている知識から、あっけないほど簡単に導き出せるのだ。特殊相対論を本格的に解説してE=mc2を導出し、ついでに4次元空間やタキオンで遊んでみよう。
目次
第1章 光ってなにもの?
第2章 はじめに光速度ありき
第3章 質量はエネルギーである
第4章 特殊から一般へ
第5章 一般相対性理論
第6章 相対性・浪漫
第7章 暗黒の穴
第8章 メタ相対論
著者等紹介
福士和之[フクシカズユキ]
1958年北海道生まれ。弘前大学理学部物理学科を卒業し、制御用計算機のエンジニアとして現在に至る。物理エッセイを書いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えも
12
前半の特殊相対論は、確かに上手に、しかもに逃げずに数式を使って説明していて分かりやすい。後半の一般相対論は、一転して正確な説明はあきらめ(当たり前ですよね★)、ウラシマ効果やブラックホールなど楽しい話題を紹介して、最後はタキオンまで詳しく話している■私もそれでいいと思います。2014/03/18
高橋光司
0
数年前に見つけたWebサイト「物理学喫茶室」に暫くハマッていたのですが、このサイトを運営する物理学愛好家の著者が出した本。面白く読ませて貰いました。2014/01/02
toto99
0
予備知識があれば楽しめますが。ほとんど図解がなく、文字情報ばかりなのが残念(^◇^;)2014/03/01