内容説明
ドナーの立場で“いのち”を考える。
目次
そもそも人間の「死」とは…
「脳死」について
子どもの「脳死」について
「脳死判定」に関して
重症の脳不全患者への救命治療に関して
「脳死下」「心停止下」での臓器摘出に関して
臓器移植に関して
改定臓器移植法について
脳死下での臓器提供事例に係る検証会議について
海外の状況
どんな命も等しく大切にされる社会にするために
著者等紹介
山口研一郎[ヤマグチケンイチロウ]
やまぐちクリニック院長。現代医療を考える会代表。脳神経外科医として、これまで多くの著作で脳死・臓器移植を告発(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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lily
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脳死臓器移植に明確に反対する著者によるQ&A。他者の人権を侵害して成り立ち、一生罪悪感を抱えて生きていく移植医療は健全ではないというのが根底にある。脳死臓器移植を推進する著書があまりないのが、すべてを物語っているのではないかと感じた。①「脳不全」でなく「脳死」としているのは、「脳死=人の死」という感覚を明確に打ち出したいという推進派の意図があるから。②レシピエントが、全員臓器移植を望んでいるというのは幻想である。③臓器移植後の免疫抑制剤は、感染症や癌のリスクが高まる副作用が大きい。2017/01/26
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立場が明確なので中立を偽装するより信頼できる。おっかない、ヤバイことがたくさん書いてあった。無知は罪という例。2016/03/13