内容説明
ギリシャ以来の西洋哲学の総決算!西洋哲学の総決算!学問することの意味を問いかけ、現代の知的生産の在りようを批判した問題作。
目次
序章
第1章 プラトンからNATOまでの巡礼―英知掩蔽のエピソード
第2章 科学魂のための科学者最後の闘争
第3章 コナント時代の科学のイメージの政治学
第4章 コナントの教育戦略からクーンの研究戦略へ
第5章 クーンは意図せずにいかにして急進的未来から社会科学を救済したか
第6章 十分には失われなかった世界―クーン以後の哲学
第7章 儀式化された政治的不能としてのクーン化―科学論の隠された歴史
第8章 結論
著者等紹介
フラー,スティーヴ[フラー,スティーヴ][Fuller,Steve]
1959年、ニューヨーク生まれ。1979年、米国コロンビア大学卒業。ケンブリッジ大学で修士号を取得した後、ピッツバーグ大学博士(科学史科学哲学、1985年)。ヴァージニア工科大学、ダーラム大学等を経て、1999年より英国ウォーリック大学教授
中島秀人[ナカジマヒデト]
1956年、東京生まれ。1980年、東京大学教養学部卒業。同大学博士(学術、1995年)。1995年より、東京工業大学大学院社会理工学研究科・准教授。著書に、『ロバート・フック』(朝日新聞社、1996年、大佛次郎賞)、『日本の科学/技術はどこへいくのか』(岩波書店、2006年、サントリー学芸賞)など
梶雅範[カジマサノリ]
1956年、横浜生まれ。1979年、東京工業大学理学部卒業。同大学博士(学術、1988年)。ロシア留学後、1994年より、東京工業大学大学院社会理工学研究科・准教授
三宅苞[ミヤケシゲル]
1946年、岡山生まれ。1969年、東京大学工学部を卒業し、川崎製鉄入社。ミシガン大学修士、東京大学博士(1997年)。2003年より、科学技術振興機構研究員、東京海洋大学知財コーディネーターなどを勤める。2009年5月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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