出版社内容情報
日本の自殺率は先進国のなかでは最高のレベルである。自殺は予防可能である場合が多いのに、適切な対策をとらないうちに、自殺が起きているのが現状である。自殺予防には、社会に対する働きかけと個人に対する働きかけの両面が必要である。国連のガイドラインや各国の取り組みを紹介する。
内容説明
秋田県の6町で自殺を53%減少させた著者が今後の参考にすべく世界各国の取り組みを調査研究、その成果を発表する。
目次
第1章 自殺予防に世界はどのように取り組んできたか
第2章 世界における自殺予防対策の概要と介入の成果
第3章 日本の自殺予防対策
第4章 フィンランドの自殺予防対策
第5章 アメリカの自殺予防対策
第6章 国連/WHO自殺予防ガイドラインがアメリカの自殺予防戦略に及ぼした影響
第7章 英国の自殺予防対策
第8章 中国の自殺予防対策
第9章 スウェーデンの自殺予防対策
第10章 フランスの自殺予防対策
第11章 オーストラリアの自殺予防対策
著者等紹介
本橋豊[モトハシユタカ]
1954年生まれ。東京医科歯科大学大学院医学研究科修了。医学博士。現在、秋田大学医学部教授。専門は公衆衛生学
高橋祥友[タカハシヨシトモ]
1953年生まれ。金沢大学医学部卒業。医学博士。防衛医科大学校・防衛医学研究センター教授。専門は精神医学
中山健夫[ナカヤマタケオ]
1961年生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業。医学博士。京都大学大学院医学研究科助教授。専門は疫学、健康情報学
川上憲人[カワカミノリト]
1957年生まれ。東京大学大学院医学系研究科修了。医学博士。東京大学大学院医学系研究科教授。専門は、精神保健学、特に精神保健疫学、職場のメンタルヘルス
金子善博[カネコヨシヒロ]
1972年生まれ。東京医科歯科大学大学院医学研究科修了。医学博士。秋田大学医学部講師。専門は公衆衛生学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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