報道が教えてくれないアメリカ弱者革命―なぜあの国にまだ希望があるのか

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報道が教えてくれないアメリカ弱者革命―なぜあの国にまだ希望があるのか

  • 堤 未果【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 海鳴社(2006/04発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784875252306
  • NDC分類 302.53
  • Cコード C0031

出版社内容情報

★2000年、2004年と大統領選挙にみる不正、大学の費用を餌に高校生をリクルートする軍隊、北アフリカと中東を合わせたより多い飢餓人口などなど、まさに弱肉強食を絵に描いたようなアメリカ社会。
★その闇の姿を明らかにするとともに、そういった邪悪なイメージとはおよそ正反対の、もうひとつのアメリカの姿を活き活きとした筆致で描き出す。★9・11を体験した著者だからこそ伝えられる希望のメッセージ。読み終わった後「まだ世界は大丈夫だ」と思える本である。

●大統領選の光と闇
 ハンスト実行/アロハシャツのガンジー/出会いは労働者デモ/警察に銃を突きつけられる/田舎町の共和党クリスチャン集会
●正義の価値
 なんでハンストしようと思ったの?/新聞のない家/こんなことする価値、あるのかな/号泣する市民たち
●アメリカの見えない徴兵制
 携帯で軍に勧誘される高校生たち/落ちこぼれゼロ法案/巧妙に仕かけられた罠
●見えない列車に乗せられる若者たち
 殺しのマシーン教育/兵士たちのグッバイレター/ホームレスになる帰還兵たち/魂の一部が壊れた日を忘れたくない/僕たちは捨て駒なんだ/戦争のない世界へ
●未来を選び取る自由
 軍事化される子どもたち/最大のターゲットはマイノリティ/教官は退役軍人/子どもたちの反乱/ビデオゲームで軍の訓練を疑似体験/母親たちのウェイクアップコール/恐ろしい音

★「テロとの戦い」をうたい文句にアフガニスタンを爆撃し、イラク戦争に突入、破壊と殺戮の道をひた走りに突き進むアメリカ。犠牲者の数はふくれあがり、ニュースは爆撃で赤く光るバグダッドの街や死にゆくイラクの子どもたちの映像を次から次へと映し出す。
★この戦争はおかしいと声を上げはじめた人々がいる。PTDSDの後遺症に苦しむイラク帰還兵、息子をイラクで殺された母親、軍の教育プログラムに疑問をもった高校生……戦争という巨大なビジネスを続ける自国の政府に捨て駒にされ、搾取されても、決してあきらめない、弱くて強い人々が、今アメリカ社会を揺るがしはじめた。

内容説明

若者、元兵士、マイノリティ、母親…、弱くて強い人々が、今アメリカを揺るがしはじめた…。

目次

大統領選の光と闇(ハンスト実行;アロハシャツのガンジー ほか)
正義の価値(なんでハンストしようと思ったの?;新聞のない家;こんなことする価値、あるのかな;号泣する市民たち;ほんとうに価値あるもの)
アメリカの見えない徴兵制(携帯で軍に勧誘される高校生たち;落ちこぼれゼロ法案;巧妙に仕かけられた罠;夢を見せてやるんだよ;戻ってきてくれて、ありがとう)
見えない列車に乗せられる若者たち(殺しのマシーン教育;兵士たちのグッバイレター ほか)
未来を選び取る自由(軍事化される子どもたち;最大のターゲットはマイノリティ ほか)

著者等紹介

堤未果[ツツミミカ]
著作家・ジャーナリスト。東京都生まれ。私立和光小学校、中学校、高校を卒業後、渡米。ニューヨーク州立大学国際関係論学科卒業。ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学研究科修士課程修了。国連、アムネスティインターナショナルニューヨーク支局員を経て、米国野村證券に勤務中9・11に遭遇。帰国後は、アメリカ―東京間を行き来しながら、執筆・講演活動をしている。国際政治環境研究所理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よこしま

19
堤さんといえば「貧困大国アメリカ」シリーズですが、今起きていることのタイミングを考えると、こちらのほうが合っているかなと。8年前のアメリカですから、今は更にもっと堕ちているでしょうし、日本も同じ流れで向かっているので参考になると思います。アメリカ国民は貧富の差が大きくなり、フードスタンプを受給してる人口は8,500万人を超えてます。2014/07/19

ごへいもち

13
アメリカの貧困を思った。精神的にも貧しい国だと。そんな現実に対してそれでも希望があるというこの本の副題にはすごいなぁとしか言えない2010/05/17

ともみん

4
キーワードは「無知」。無知による偏見、差別、戦争への加担、そして、貧困につけこむ軍や政治。この暗澹たる現実を見すえながら、筆致は明るい。「この国に足りないのは信じる力。過ちを犯した人を罰するのではなく、気づいて別の道を歩き出すと心から信じてやること」 文中で紹介されている、イラク戦争で亡くなった青年の言葉に通じる気持ちが、根底に感じられる。 翻って日本は、私自身は? 「普通の市民が力を手にする方法がたった一つある。それは真実を知ること、そしてそれをできるだけ多くの人に手渡すことだ」 ・・・うん、そうだね。2011/10/15

lily

2
2006年の著書だが,おそらく2019年も現在進行形で深刻化しているということが容易に想像できる。電子投票で共和党に有利な投票が行われ,民主党への投票は様々な形で妨害される。スターリンは「投票した人間が決定できることなど何もない。票を数える人間がすべてを決定する」と言ったが,独裁国家さながらの現状がアメリカにあるのだ。経済的徴兵制の問題もそうだが,つくづくアメリカは強者のための国であるらしい。資本主義の慣れの果てである。2019/09/13

あずさ

2
10年前に書かれた本なので、今はよりひどくなっているんだろうな…。電子式投票機械での不正、情報統制、軍のリクルーターなど、アメリカの暗部がいっぱい。アメリカ軍兵士体験ゲームによって、自分たちが正義だと思わせ、戦争への恐怖心を軽くするなんてえげつない。日本はまだいろんな情報を手にできる環境なんだな…。2016/01/26

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