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出版社内容情報
後産として産み落とされる胎盤や膜はエナといわれ、けがれたものとみる一方で新生児の分身ともみなされ、その処遇に多くの伝承や習俗を育んできた。
内容説明
胎児を守ってきた胎盤や膜は、胞衣(えな)といわれ、後産として産み落とされる。それはけがれたものと見る一方で、、新生児の分身であり子の生命維持・成長に一定の役割を果たすものとも解釈された。そのため、その処置に人々は戸惑い、さまざまな伝承・習俗を育んできた。中国の影響、地域独自の解釈、胞衣塚の形式、疾病や葬送との関係などなど。近代までの歴史と東南アジアにいたる風俗をも視野に入れ、人々の営みと生命観を探る。
目次
第1章 平安時代・中世支配階級の胞衣納法
第2章 中国古代の胞衣納法の影響
第3章 中世末期・近世初期の胞衣納法書
第4章 近世諸階級の胞衣納法
第5章 近世医書と風俗書における胞衣納法書
第6章 近代日本の胞衣納法
第7章 胞衣納め適地の逆転
第8章 近隣諸民族の胞衣納法
第9章 胞衣納法と葬法
第10章 埋甕と胞衣
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