出版社内容情報
ソシュールの言語論に基づき構造の恣意性を中心概念として人文・社会・自然科学にわたる壮大な演繹体系を構築した記念碑的著作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
月をみるもの
9
天から降ってきて(=脳の奥から湧き出てきて?)世界を美しく切り分ける構造と、万能因果説明装置としての進化論がどう統合できるのか。安定化中枢説の元論文あるいは最新版を読んでみないと。。。2020/04/25
御光堂
0
生物学そのものを論じるというより科学哲学といった趣の本。構造主義生物学のプログラムのもとでは、遺伝子もより本質的な構造の一つの現れにすぎないので、遺伝子還元的なネオダーウィニズムや「利己的な遺伝子」説は否定される。
gachin
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思考の筋トレにはなるけど、それ以上のものは感じず、むしろ難解にすることで解釈の余地を残そうとしている意図を感じる。また、論敵の意見に対してあまりオープンでない印象も受けた。ネオダーウィニズムを相対化しようという試みは面白いのでちょっともったいない。とはいえ、先駆的な本はそういうものなのかもしれない。加えて今西錦司一派への逆風も相当のもだっただろう。 出版年代を考えるとかなり先駆的な内容である。 内容以上に、科学者としての態度を勉強できる本だった。




