内容説明
神戸・修法ケ原にたたずむ二千五百余の墓標。黎明期の神戸にあって、政治・経済・文化・技術・教育・スポーツなど各分野で活躍した彼らの足跡をたどるとき、もうひとつの神戸近代史が浮かびあがってくる。
目次
4本の墓標
ドキュメント「堺事件」
汽笛一声
二人の港長
ラムネ誕生
製紙の草分け
居留地警察署長
慰めの婦人
一粒の麦
流浪の製靴師
造船パイオニア
ラグビー事始
一発の銃弾
感想・レビュー
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やぎたに
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著者は大正5(1916)年生、昭和26~55年に神戸外国人墓地の管理人。本書の上梓を待たず昭和59(1984)年11月没。出版協力者である神戸新聞社記者・森本章夫があとがきを書いている。 墓地埋葬者を手がかりにした神戸近代史。写真、主な埋葬者名、関連年表、人名索引あり。ただし人名の欧文綴りが一切ない。「物語」にしては資料性が高いといえるが、「資料」としては物足りない。著者の残した厖大な資料はどうなったのだろうか。★国立国会図書館でデジタル化済(図書館送信参加館内公開)2021/02/12