内容説明
風と木ぎの詩がきこえるか青春のざわめきが―。子爵を継いだアンリに、謎の人物の影が迫る。セルジュとジルベールの“生きざま”を知る少年マシュウ、そして、アンリの運命は―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
YUMIWO
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【図書館借】2016/05/26
mayuri(Toli)
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風木がああだったから、アンリとマシュウには幸せになってほしかったのに、正直いろいろ微妙すぎでした。 なんか納得できないものが残ってしまった…。2011/08/18
アネモネ
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萩尾望都さんの大泉の話で増山法恵さんに興味を持ち、この本を読んだ。ジルベール、セルジュを追憶する想いを共有し、推理小説のように先を急ぎ読み進める。のりす・はーぜこと増山さんの少年愛、貴族趣味、音楽やドラッグへの造詣が散りばめられた妖しい世界。物語の終盤に向かって、風と木の詩の終盤の息苦しさが重なる。新たな未来が開く予感も。2021/06/06