内容説明
ローマ人に征服されたイタリア先住民のエトルリア人。かれらが使っていたエトルリア語は、アルファベット大体系中の一変種に過ぎないが、今日世界中で使われているローマ字の形成に一役買った。最新の研究成果を取り入れて、魅力的な言語と文明について解説。
目次
第１章 エトルリアという文明
第２章 エトルリア語概説
第３章 書字材料と書字手段
第４章 エトルリアの銘文
第５章 歴史の証言としてのエトルリア語銘文
第６章 オスク語『アニョーネの青銅書板』
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
oryzetum
1
エトルーリア語について日本語で読める貴重な本。未解明の部分が多く、文法というよりは資料紹介の側面が強い。また、おまけ的にオスク語にも1章を割いている。オスク語については、文法説明が一切無く、アニョーネの青銅書板という資料の紹介のみだが、ラテン語の知識があるなら多少は補完できるかも。2019/08/16
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