内容説明
フランス料理の神髄を歴史的変遷から探る。我々は本書から実にいろいろなことを学ぶことができる。…フォークがいつから使われるようになったか、パリによくみられる高級惣菜店の出現の経過、はては残飯小売り商に至るまで、「食の雑学」のはんらんだ。…本書は恐らく日本で唯一の「フランス食卓史」で、食と歴史に関心のある方にぜひ読んでほしい本である。
目次
ヨーロッパの古代より中世にいたる食の変遷
中世の食
十六・十七世紀、フランスの地域別・階層別の食の状況
ルネサンスと十六・十七世紀における食嗜好の変化―状況と要因
ブルジョワジーの生成と発展
十八世紀における食嗜好と料理法の進展