内容説明
サハラからアンデスまで荒野に魅せられた写真家がたどった人と大地の物語。
目次
サハラ―熱風の地平線
ナイル―生命の川を溯る
エチオピア―アフリカに残る聖書の世界
グレート・リフト・ヴァレー驚異の自然のなかで
モロッコ―多様な民族文化
ヴァチカン―西欧文明の中軸
メッカ―イスラームの神髄
イラン―救世主の出現
ロシア・中央アジア―帝国崩壊、その後
インド亜大陸―循環する生命
ブータン―ヒマラヤの桃源郷
中国―13億、混沌の中華
チベット―輪廻思想を生きる
南米大陸―文明の衝突から500年
著者等紹介
野町和嘉[ノマチカズヨシ]
1946年10月15日、高知県幡多郡三原村に生まれる。1965年高知工業高校卒業、大阪の松下電工に入社。1967年東京の広告写真家羽田敏雄のスタジオに入る。1969年写真家杵島隆に師事。1971年フリーとなり、商業写真のSTUDIO NOMを設立。1979年写真集『サハラ―砂と空の間で』により日本写真協会新人賞受賞。1983年前年「LIFE」に発表したナイルの記事により米国報道写真家協会年度賞雑誌部門銀賞受賞。1984年『バハル』『サハラ悠遠』により第3回土門拳賞受賞。1990年写真集『長征夢現』『ナイル』により芸術選奨文部大臣新人賞、日本写真協会年度賞受賞。1993年写真集『RIFT VALLEY ODYSSEY―地球へ!』と「シベリア女囚」「ダライ・ラマ」の記事により講談社出版文化賞受賞。1997年写真集『サハラ20年』により東川賞国内作家賞、日本写真協会年度賞受賞。2005年インターネット上で作品発表を開始する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。