内容説明
一七世紀学芸の共和国興隆期の一大パノラマデカルト研究の源泉。
目次
上巻(デカルトの身に誕生から先入見を捨てるまでに起こったこと;学院での先入見を捨て去ってからオランダに定住するまでに起こったこと;デカルトがフランスを離れ、オランダに引きこもってから、自分の著作の刊行を決心するまでの出来事;哲学に関する『試論』の刊行からユトレヒト大学で生じた事件に至るまでにデカルトに起きたこと)
下巻(ユトレヒトの教授たちと知り合った時から『形而上学的省察』出版までに、彼の身に起こったこと;『形而上学的省察』の出版から『自然学の原理』の出版にいたるまでに起こったこと;『哲学原理』の出版から彼の死までに起こったこと;彼の身体と精神の特質。自宅での彼の生活、および他人とのかかわりにおける生活。彼の品行。意見。宗教。彼の人柄と書いたものに、文句をつけられる点があったこと。そして一般に、彼の生涯の物語の年譜に入れることができなかったすべてのこと)
著者等紹介
バイエ,アドリアン[バイエ,アドリアン] [Baillet,Adrien]
1649‐1706。パリの名家ラモワニョン家の図書館司書・著述家。35巻におよぶ蔵書目録や『著述家たちの主要な著作についての学者たちの見解』(全9巻、1685‐86)など、精力的な執筆活動の結果として『デカルトの生涯』(1691)を上梓、デカルトの伝記作家としての名を不動のものとする
ビトボル=エスペリエス,アニー[ビトボルエスペリエス,アニー] [Bitbol‐Hesp´eri`es,Annie]
1950年生まれ。Membre of l’´Equipe Descartes(パリ大学デカルト研究所員)
山田弘明[ヤマダヒロアキ]
1945年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。名古屋大学名誉教授
香川知晶[カガワチアキ]
1951年生まれ。筑波大学大学院哲学・思想研究科単位取得退学。山梨大学名誉教授
小沢明也[オザワトシヤ]
1962年生まれ。北海道大学文学研究科博士後期課程単位取得。修士(文学)。東洋大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。