内容説明
1970年代後半から80年代にかけて、書店やジャーナリズムを席巻した「精神世界」や「ニューサイエンス」。1985年、京都で開催された第9回トランスパーソナル国際会議を契機に90年代末にかけて隆盛した「トランスパーソナル心理学」。日本の精神文化に多大な影響をおよぼした、この三大潮流の中心には、吉福伸逸という類い稀な人物がいた。節目ごとに豹変し、まったく異なる分野の偉才たちと深く交流したこの鬼才の軌跡を多岐にわたる関係者へのインタビューにより明かす渾身のノンフィクション。
目次
第1部 家住期(消された履歴;カウンター・カルチャーの聖地から;20世紀の三蔵法師;本来の面目;進化の夢;トランスパーソナル国際会議;心の成長と癒し;エクソダス)
第2部 学生期(無口な秀才;ぼくの初恋;夢のカリフォルニア)
第3部 林住期(ノースショアの浜辺にて;悲しみの共同体)
第4部 遊行期(伝説のセラピスト;最後の講義;海へ帰るボーディサットヴァ)
著者等紹介
稲葉小太郎[イナバコタロウ]
1961年生まれ。東京大学文学部印度文学印度哲学専修課程修了。在学中にバグワン・シュリ・ラジニーシ、クリシュナムルティを知り「精神世界」に興味をもつ。卒業後は情報センター出版局をへて、マガジンハウスに入社。編集者として雑誌『クロワッサン』、『自由時間』、『リラックス』、『GINZA』などを担当。現在はフリーの編集者、ライターとして活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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