仏に逢うては仏を殺せ―吉福伸逸とニューエイジの魂の旅

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仏に逢うては仏を殺せ―吉福伸逸とニューエイジの魂の旅

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  • サイズ 46判/ページ数 312p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784875025269
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0010

内容説明

1970年代後半から80年代にかけて、書店やジャーナリズムを席巻した「精神世界」や「ニューサイエンス」。1985年、京都で開催された第9回トランスパーソナル国際会議を契機に90年代末にかけて隆盛した「トランスパーソナル心理学」。日本の精神文化に多大な影響をおよぼした、この三大潮流の中心には、吉福伸逸という類い稀な人物がいた。節目ごとに豹変し、まったく異なる分野の偉才たちと深く交流したこの鬼才の軌跡を多岐にわたる関係者へのインタビューにより明かす渾身のノンフィクション。

目次

第1部 家住期(消された履歴;カウンター・カルチャーの聖地から;20世紀の三蔵法師;本来の面目;進化の夢;トランスパーソナル国際会議;心の成長と癒し;エクソダス)
第2部 学生期(無口な秀才;ぼくの初恋;夢のカリフォルニア)
第3部 林住期(ノースショアの浜辺にて;悲しみの共同体)
第4部 遊行期(伝説のセラピスト;最後の講義;海へ帰るボーディサットヴァ)

著者等紹介

稲葉小太郎[イナバコタロウ]
1961年生まれ。東京大学文学部印度文学印度哲学専修課程修了。在学中にバグワン・シュリ・ラジニーシ、クリシュナムルティを知り「精神世界」に興味をもつ。卒業後は情報センター出版局をへて、マガジンハウスに入社。編集者として雑誌『クロワッサン』、『自由時間』、『リラックス』、『GINZA』などを担当。現在はフリーの編集者、ライターとして活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

81
学生時代にトランスパーソナル心理学にはまっていた。「仏に逢うては仏を殺せ」は臨済宗の開祖・臨済義玄の言葉。1980年代数多くの著作と翻訳を出していた吉福伸逸は、40台半ばハワイに移住し、サーフィンと農業を始める。著者は彼の飾らない人柄に魅かれていった。60歳でセミナーを再開し69歳で死ぬまで、彼が何を思いどんな生き方をしてきたのか丁寧に追った著作。「死はね”究極の癒し”だと思います。徹底的な自己受容。それが起こらない限り人は死なないと思うんです。」精神世界を極めるには修行をしないと得られないものではない。2021/10/07

seichan

6
世代が違うのだがスゴイ影響力があった人とは聞いた。エネルギーあふれる時代だった60年代末から70年代末のエッジーな梁山泊のヌシ的な雰囲気だったのね。カリスマあるけどこういう人は、(この作者も含めて心酔したり影響を受けた人からの評伝しか出ないけど)恨みや憎しみも相当買ってるね。 まー、日本って金持ちのぼんぼんからしか「文化」は出ないよね。みんな輸入物だし、同レベルの人間しか見て無い。そしてご本人が降りたあとに、かぶれた残党がテロ起こして、ご本人は「俺は知らないよ」となる。連合赤軍でもオウムでもオタクでも。2021/08/03

ノllロ

2
①興味深く読めた。テロを指示したグルがいた時代。グルイズムを拒み、神秘体験に夢中にならないだけの知性のあるなしが明暗を分けたか。吉福伸逸は「無我」を云々する前にまず自我の確立・個人の確立が必要だと主張していたと。『宗教と科学の接点』(河合隼雄)にも同様の警告があった。それでもテロは起きた。自分の頭で考えることをマスターするまで日本に近代なんか訪れない、という橋本治(『宗教なんかこわくない!』)と近いか。「なんにもしないのがいちばん」という、老荘のような、オサラムームー国歌のような結論は深い洞察の結果か。2021/04/28

風尾 発三郎

0
悲しみの共同体があるとあります。そこに慈心が宿るのでしょう。 自分を含む世界を良い場にすることが、人に求められる事なんだと教わりました。味ある本です。2022/03/19

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