内容説明
宇宙全体を表出するモナドによる精妙な哲学体系を披露したライプニッツ。マサム夫人の父、レイフ・カドワースに共感しつつその先を探究する『生命の原理と形成的自然についての考察』や珠玉の小編『モナドロジー』、ニュートンの代弁者クラークとの最晩年の論争まで、自然学と不可分の思想を編成。
目次
生命の原理と形成的自然についての考察
動物の魂
アリストとテオドールとの最初の対話に続く、フィラレートとアリストとの対話
デ・フォルダー宛書簡(抄)
デ・ボス宛書簡(抄)
モナドロジー“哲学の原理”
理性に基づく自然と恩寵の原理
ライプニッツとクラークとの往復書簡
著者等紹介
西谷裕作[ニシタニユウサク]
1926年京都に生まれる。1957年京都大学文学部卒業。1990年京都大学文学部助教授(倫理学)退官
米山優[ヨネヤママサル]
1952年東京に生まれる。1981年東京大学人文科学研究科博士課程修了。現在名古屋大学名誉教授
佐々木能章[ササキヨシアキ]
1951年福島に生まれる。1981年東京大学人文科学研究科博士課程修了後、三重大学助教授、横浜市立大学教授を経て、現在東京女子大学教授。日本ライプニッツ協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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