内容説明
正しく判断し、発見するための普遍学の確立に生涯をささげたライプニッツ。『普遍数学』の思想的背景から微積分学の創始、ホイヘンスやニュートンとの交渉まで、時代の最先端を切り拓いた数学精神のダイナミズムを編む。
目次
1 数学論(普遍的総合と普遍的解析、すなわち発見と判断の技法について;普遍数学;数学の形而上学的基礎)
2 数学(“ガロアへの手紙”無限算へのアプローチ;“ホイヘンスへの手紙”算術的求積;重心論による求積解析1・2;求積解析第2部;3個の“実”根を持つ立方方程式の解法、虚の量の介入によって表現された実根、および第6の算術演算について;逆接線法;オルデンバーグへの手紙;接線の微分算 ほか)
著者等紹介
原亨吉[ハラリョウキチ]
1918年京都市生まれ。1942年東京大学文学部卒業。文部省派遣C.N.R.S.研究員、大阪大学教授、天理大学教授、アリアンス・フランセーズ理事長などを歴任。1982年日本学士院賞・恩賜賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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