内容説明
私たちの生活に関係している「今そこにある課題」を解決するためには結局のところ、社会の仕組みそのものを変えていく必要があります。本書では「こども」「安全・安心」「高齢者・弱者支援」「環境」などのカテゴリーで課題解決に取り組んだ、48の社会実装プロジェクトを実例としながら、社会問題の解決のための研究開発成果を一般社会に届けるためのノウハウについて、広く一般に紹介することを目的としています。
目次
実装支援の具体例
社会技術研究開発のすすめ方
社会技術研究開発の考え方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
natsumi
3
研究費とるための考え方をふむふむと読んだりこんな研究あったのねと思ったり。わかってはいるけどモヤモヤもする、「すぐに社会の役に立つ研究」についての考えを整理するのに良かった。基礎研究はうまくいかなくなったときに原点に戻って考え直す故郷、と思ってやっているのは臨床も同じ。2023/05/26
ゼロ投資大学
3
公共政策や社会福祉などの分野で、研究成果を社会で活用するための社会実装の事例を紹介している。企業の営利活動だけでは賄えない分野で社会の役にたつ取り組みを支援する必要がある。2022/08/10
zikisuzuki
2
実学重視になってきているけど、では実際に研究をどのように社会に反映させていくか、社会実装という言葉がキーワードになって48のプロジェクトの実例を紹介している。ソフト面に関してはいかに使い勝手の良いものが広く共有されるかが大事なのかが分かる。それと同時に社会技術はそっくりそのまま成功例を移転しても上手く行かない、原理を移転し差異に応じて応用したほうが良いとのこと。 2019/09/21
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