内容説明
政治的にも宗教的にも混迷をきわめた一七・八世紀のヨーロッパにあって、「この世になぜ悪は存在するのか」を問い続けたライプニッツ(Gottfried Wilhelm Leibniz,1646‐1716)。ライプニッツの聡明な弟子にして庇護者でもあったプロイセン王妃、ゾフィー・シャルロッテと交わした議論をまとめた王妃追想の書。
目次
緒論―信仰と理性の一致について
本論―神の正義、人間の自由、悪の起源について
解説
17・18世紀ヨーロッパ王朝・諸侯系図
著者等紹介
佐々木能章[ササキヨシアキ]
1951年福島に生まれる。1981年東京大学人文科学研究科博士課程修了後、三重大学助教授、横浜市立大学教授を経て、東京女子大学教授。日本ライプニッツ協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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