文字と書の消息―落書きから漢字までの文化誌

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文字と書の消息―落書きから漢字までの文化誌

  • 古賀 弘幸【著】
  • 価格 ¥3,520(本体¥3,200)
  • 工作舎(2017/05発売)
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  • サイズ A5変判/ページ数 305p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784875024842
  • NDC分類 728.04
  • Cコード C1070

出版社内容情報

「文字は人間が作り出した最大のオブジェである」。生命力溢れる文字の豊かさと広がりを縦横無尽に物語る文化誌。「文字は人間が作り出した最大のオブジェである」。漢字を敬いながら、単純化を試みたり、複雑な新作文字を生みだす漢字文化圏の人々。路地裏の落書きにも潜む書き手の息づかい。重ね書きで往代の滲みと重層させる書の方法や、身体を書と同化するパフォーマンス書道も人気を集める。生命力溢れる文字の豊かさと広がりを縦横無尽に物語る文化誌。

第一章 文字の場所・文字の風景
◆文字の場所
落書きと痕跡/江戸から東京へ/水平の碑

第二章 漢字、東アジアの歴史を映す
◆漢字の改良
西夏文字の過剰/「疑似漢字」の系譜/漢字ナショナリズム
◆漢字のエキゾティシズム
アタナシウス・キルヒャーの漢字/ヴィクトル・セガレンの『碑』/飛翔する文字「飛白」

第三章 古今東西、文字を遊ぶ
◆秘密の文字
にせの文字/秘密の文字・秘密の書写
◆文字と遊ぶ
仮名の文字遊び/吉祥文字/回文の不思議

第四章 文字が秘める身体性
◆五感の文字
文字を食べる・呑む/マンガのオノマトペ/文字の靈力
◆文字のふるまい
パフォーマンス書道/漢字の呪縛とアート
◆線と言葉
浅野弥衛「描線の詩学」/ラインズ
◆性と文字

第五章 文字とメディア
◆皮膚と文字
入れ墨と文字
◆書物
杉浦康平のブックデザイン/書物の余白に

古賀弘幸[コガヒロユキ]
1961年福岡県生まれ。大学卒業後、書道関連出版社に勤務ののち、現在フリーランス。主な企画・編集に『書の総合辞典』(柏書房、2010年)など。『書のひみつ』(朝日出版社)が2017年初夏に近刊予定。大東文化大学書道研究所客員研究員。

内容説明

東アジア漢字文化圏の人々は、古来の漢字を敬いながらも、近代化へ向けて、簡略化や新作文字を試みる。古紙に重ね書きして、底に潜む文字とにじみあう書があり、身体を書と同化するパフォーマンス書道も人気を集める。路地裏の落書き、工事現場の書体、文字アート、書のアウラ…文字と書と人が織りなす数々の文化誌をひも解く。

目次

第1章 文字の場所・文字の風景(文字の場所;文字の風景;文字と名)
第2章 漢字、東アジアの歴史を映す(漢字の改良;漢字のエキゾティシズム)
第3章 古今東西、文字を遊ぶ(秘密の文字;消える文字;文字と遊ぶ;文字と詩)
第4章 文字が秘める身体性(五感の文字;文字のふるまい;線と言葉;性と文字)
第5章 文字とメディア(皮膚と文字;書きつけるもの;書物)

著者等紹介

古賀弘幸[コガヒロユキ]
1961年、福岡県生まれ。法政大学文学部哲学科卒業。書道関連の出版社に勤務(1985‐97)し、書や美術の雑誌・書籍の編集制作を手がけた。その後はフリーランス。大東文化大学書道研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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5
古今東西にわたる文字と書をひもとく文化誌。文字に必要なのは、可読性があって、書き手の意図が伝わりやすいだけではなく、書道やタイポグラフィに見られる芸術文化の意味合いもある。文字の書体によって書き手の喜怒哀楽の感情を表し、意図を分かりやすくするのが、次第に可読性を失い単体のアートとなっていく。また「書」になるには媒体も必要であり、残すのであれば石板が、すぐに消すのであれば黒板がなど、用途によって使い分けている。メールにおけるギャル文字まで取り扱っており、ジャンルの幅広さが、文字の自由度なのではないだろうか。2017/08/29

夏尾

3
何が一番面白いかっていうと古代文字だけでなく「ギャル文字」や「マンガの文字」や「女の子の文字」といった現代的かつサブカル的な部分まで取り扱ってくれていること。文字オタへの第一歩を踏み出したということで学校の図書館で借りて読んでみた。文字は高度な文明の産物であること、そして社会的なものであること、決してただの記号なんかではないこと、文字が作り出されるということは終わらないものであること。それを教えてくれるような気がする。個人的に修悦体の話とスカイツリーと石碑の話がとても面白かった。2018/10/19

ニッポニテス的遍歴

2
☆=3/5 広範かつ網羅的な「文字」についての本。「文字の○○について知りたい」と思った際のレファレンスとして良い。どんなテーマであれ何かしらの取っ掛かりを与えてくれるだろう。2020/09/13

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