人形浄瑠璃文楽 外題づくし

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  • サイズ B5変判/ページ数 328p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784875024835
  • NDC分類 777.1
  • Cコード C1074

出版社内容情報

国立劇場・国立文楽劇場の開場以降の文楽本公演、鑑賞教室公演の外題を網羅。文楽上演史を文字とともにたどる文楽資料の決定版。勘亭流文字の美しさは比類なく、今の時代を生きている。
──ドナルド・キーン(コロンビア大学名誉教授)


文楽愛好家が待ち望んでいた決定版資料本!

■国立劇場・国立文楽劇場の公演プログラムをもとに文楽勘亭流の第一人者・北浦皓弌が書き下ろした勘亭流書体による全152の外題を掲載。
■全152の外題については、角書(つのがき)、段名を網羅し、初演記録、あらすじ、見どころなどの解説を掲載。
■国立劇場・国立文楽劇場の平成11年(1999)公演から平成26年(2014)公演まで、北浦皓弌が書いた「一枚番付」全120枚を再録。
■文楽研究家・?木浩志(たかぎ・ひろゆき)による番付の構造をめぐる論考「番付逍遙」、文楽勘亭流・北浦皓弌の仕事の流儀に迫るインタビュー「文字は生きている」を収録。
■巻末には、段名から外題が引ける「段名索引」を収録。
■造本設計に吟味を尽くした、座右の書にふさわしい愛蔵版。

目次より

第1部 人形浄瑠璃文楽 外題・段名一覧

第2部 一枚番付一覧 [平成11年7月公演?平成26年5月公演]

第3部 番付を読む・番付を書く
番付逍遥 高木浩志
[インタビュー]文字は生きている 文楽勘亭流・北浦皓弌
人形浄瑠璃文楽 段名索引
跋 北浦皓弌さんのこと 鳥越文蔵

人形浄瑠璃文楽座[ニンギョウジョウルリブンラクザ]
「義太夫、三味線、人形の技芸を具体的に指導普及し、人形浄瑠璃の発展をはかり、わが国の文化振興に資する」ことを目的に組織され、二〇〇二年六月、大阪府より特定非営利活動法人の認可を受託。現在、人形浄瑠璃文楽座技芸員の有志四十五名で運営。人形浄瑠璃の技芸および教養の向上のための講習会の開催、会報および人形浄瑠璃文楽に関する出版物の刊行ほか、幅広く振興事業を行っている。

北浦皓弌[キタウラコウイチ]
昭和十年、大阪府大阪市生まれ。三代続く本染め暖簾屋の「北浦染工場」を営むかたわら、文楽勘亭流文字の書き手として、国立劇場・国立文楽劇場の平成十一 年七月公演から平成二十六年五月公演までの一枚番付を書き下ろす。

鳥越文蔵[トリゴエブンゾウ]
昭和三年、長崎県生まれ。早稲田大学大学院修了。
早稲田大学名誉教授。元早稲田大学坪内博士記念演劇博物館館長。特定非営利活動法人 人形浄瑠璃文楽座名誉顧問。近松門左衛門の浄瑠璃を中心に、能、歌舞伎等、伝統演劇の研究を行う。主な編著書に、『歌舞伎評判記集成』第一期・第二期(共編 岩波書店)、『義太夫年表 近世篇』(共編 八木書店)、『虚実の慰み 近松門左衛門』(新典社)、芸術選奨文部大臣賞を受賞した『元禄歌舞伎攷』(八木書店)、『岩波講座 歌舞伎・文楽』(岩波書店)などがある。

内容説明

本書は、文楽勘亭流の第一人者・北浦皓弌が書き下ろした全152の外題(国立劇場、国立文楽劇場の公演プログラムを網羅)とともに、初演記録・あらすじ・見どころ等の解説を収録。さらに、平成11年(一九九九)公演から平成26年(二〇一四)公演まで、北浦皓弌が書いた一枚番付全一二〇枚も再録。文楽上演史を「文字」でたどることができる文楽ファン必携の書となっている。

目次

第1部 人形浄瑠璃文楽外題・段名一覧(赤い陣羽織;明烏六花曙;浅間の殿様;芦屋道満大内鑑;伊賀越道中双六;生玉心中;石の花;伊勢音頭恋寝刃;一谷〓(ふたば)軍記
今宮の心中 ほか)
第2部 一枚番付一覧(平成十一年七月公演‐平成二十六年五月公演)
第3部 番付を読む・番付を書く

著者等紹介

鳥越文蔵[トリゴエブンゾウ]
昭和3年、長崎県生まれ。早稲田大学大学院修了。早稲田大学名誉教授。元早稲田大学坪内博士記念演劇博物館館長。特定非営利活動法人人形浄瑠璃文楽座名誉顧問。近松門左衛門の浄瑠璃を中心に、能、歌舞伎等、伝統演劇の研究を行う。主な編著書に、芸術選奨文部大臣賞を受賞した『元禄歌舞伎攷』(八木書店)などがある

北浦皓弌[キタウラコウイチ]
昭和10年、大阪府大阪市生まれ。三代続く本染め暖簾屋の「北浦染工場」を営むかたわら、文楽勘亭流文字の書き手として、国立劇場・国立文楽劇場の平成11年7月公演から平成26年5月公演までの一枚番付を書き下ろす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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