出版社内容情報
ダンサー田中泯と写真家岡田正人の30年におよぶコラボレーションの記録。舞台は東京「夢の島」の泥海から、山梨「桃花村」の丘と森の四季まで。詳細な田中泯活動略年譜、および英訳付。
【写真+手記】
ゴミたちが地球になろうとしている
私は地を這う前衛である ----------田中泯
「森の舞台・山の舞台」桃花村の四季を舞う
身体―闇―暗箱
雨・陰影・アーバス・・・----------岡田正人
【年譜】
踊りは私の日常です--田中泯略年譜1966-2007
【寄稿】
暗い箱の中の光子のダンス------宇野邦一
天使のヴァニシング・ポイント--木幡和枝
分際(ぶんざい)という写真------松岡正剛
岡田くんとの「事件」の日々----田中泯
Min Tanaka - Between Mountain and Sea
Photographs by Masato Okada
◎Photographs and Notes
Garbage Is Becoming the Earth----- Min Tanaka
I Am an Avant-Gardist Who Crawls the Earth ----- Min Tanaka
Forest Stage, Mountain Stage. At Tokason, Kai City, Yamanashi Prefecture.
Body-Darkness-Camera----- Masato Okada
Memorandum ----- Masato Okada
◎Dance Log
Min Tanaka 1966-2007
◎Texts
Photons Dancing in a Dark Box
Kuniichi Uno
An Angel’s Vanishing Point
Kazue Kobata
Photography at the Edge of Dissolution
Seigo Matsuoka
Eventful Days with Okada
Min Tanaka
目次
写真+手帳 ゴミたちが地球になろうとしている。私は地を這う前衛である
「森の舞台・山の舞台」桃花村の四季を舞う 身体・闇・暗箱 雨・陰影・アーバス…
年譜 踊りは私の日常です 田中泯1966‐2007
暗い箱の中の光子のダンス
天使のヴァニシング・ポイント
分際の写真
岡田くんとの「事件」の日々
著者等紹介
岡田正人[オカダマサト]
1949年5月18日、神戸市生まれ。高校生の頃から写真に興味を持つ。R.アベドン『ナッシング・パーソナル』やD.アーバスの写真の世界に強く惹かれ、自らも写真を撮る。1973年、工作舎発行の写真誌「off」に出会う。「off」収録写真の撮影者をはじめ約50人の写真に関わる人達に宛てて、1年間毎日、自分が撮影した写真をプリントしたポストカードを送る。75年、「遊」編集長の松岡正剛氏より舞踏家・田中泯を紹介され、撮影が始まる。田中泯「ハイパーダンス1824時間」では、夢の島や福井東尋坊など苛酷な状況での撮影により印象深い写真作品を残す。工作舎のカメラマンとなってからは、観光情報誌「JAPAN NOW」、建築写真、企業の会社案内、広報誌をはじめ、多方面にわたる写真撮影に携わる。2005年6月末にがんが発見され、検査・治療をするが、2006年3月19日、写真展を終えて4日後に他界(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。