出版社内容情報
チェコのアニメ作家シュヴァンクマイエルの最新作『オテサーネク』のフォトストーリーブック。子供を切望する夫婦が、木の切り株を子供として育てることにした。名前はオテサーネク。だが、それは大食いの化け物だった。食べ物に飽き足りず、人間までも…。チェコの民話を題材に、少女の視点を通して描かれる、ブラックなユーモアとグロテスクな世界。
目次
『オテサーネク』―物語とシーン
キャスト+スタッフプロフィール
interview(「神話、メディア、触覚」―ヤン・シュヴァンクマイエル;「オテサーネクの種」―エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー;「チェコの映像世界から」―ヤロミール・カリスタ;「お前も食ってやる…」―ヴェロニカ・ジルコヴァー)
シュヴァンクマイエルの本とビデオ
著者等紹介
シュヴァンクマイエル,ヤン[シュヴァンクマイエル,ヤン][Svankmajer,Jan]
1934年9月4日、プラハ生れ。芸術高等学校映像学科、チェコ国立芸術アカデミー演劇学部人形劇科を卒業。ラテルナ・マギカに入り、映画製作や映像トリックを実践。1964年には、クラートキー・フィルム・プラハで初の映画製作を開始する。一方で映画媒体の枠を越え、1950年代末以降は、独自の表現方法を開拓、「文学としての脚本」や「触覚の詩」などのほか、シュルレアリストとして多彩な美術作品を制作する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。