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内容説明
神話、宗教、魔術、セックス、誘惑、心理、階級、薬学、セラピー、超自然…「生命の原理」と分ちがたい芳香物質の歴史をひもときながら、匂いに潜む力の秘密に迫る。
目次
第1部 かぐわしきヒョウからドイツ人の臭汗症まで―匂いの魅了する力、拒絶する力(匂いと捕獲;匂いと差別)
第2部 病魔の臭気(匂いの致死力;匂いの治癒力)
第3部 血と芳香―香りの力の源を探る(聖なる香り;命の原理―血と香)
第4部 哲学の鼻(ギリシア・ラテン哲学における嗅覚と匂いの二面性;キリスト教の影響と匂いの凋落 ほか)
著者等紹介
ル・ゲレ,アニック[Le Guerer,Annick]
ソルボンヌ大学で哲学と人類学を学び、文化人類学で博士号を取得。パリとブルゴーニュに居をかまえ、香りのスペシャリストとして活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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み
0
最初と所々しか読んでないけど。ヤコブソン器官(鋤鼻器)出てきたー!なんか昔の話とか哲学者の言葉とかから匂いについて考察してたから、そのへんはつまんなくてとばした。2000年のだったし、もとに書かれたのはさらに10年前とか言うらしいから、やっぱ新しいやつで、できるだけ日本人で、科学的なやつを読もう。2010/05/06
na_niga_shi
0
前半は文化人類学的アプローチを用いてペストと嗅覚の関係、血液と香の関係などが中心に語られる。後半は哲学史で嗅覚がいかに下等な感覚として扱われてきたかが論じられている。2021/03/07