内容説明
本書は、人間の五感をテーマにしたエッセイ。胎児も痛みを感じるという話に始まり、自らに桎梏の鞭を与える修業者の話、電話にまつわる少年時代の想い出、聖人の放つ芳香の話、露出症と窃視症について、トウガラシソースが大好物だった父親の話などが次々と展開。
目次
触覚(痛覚の不思議;痛みを求める;触覚が感じること)
聴覚(黒い電話の思い出)
嗅覚(彫像に命を与えるコンディヤック;よい匂いとよい人の匂いについて;悪臭について;喚起的でエロティックな匂い)
視覚(眼の周囲にあるもの;魅入る眼;魅入る眼の病理;盲目の物乞いの想い出)
味覚(トウガラシを食べる人の想い出)
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