ライプニッツ著作集 〈4〉 認識論 上 谷川多佳子

ライプニッツ著作集 〈4〉 認識論 上 谷川多佳子

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  • サイズ A5判/ページ数 340p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784875022213
  • NDC分類 134.1
  • Cコード C1310

出版社内容情報

■目次
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序文

第1部「生得観念について」
 1章 人間の精神の内に生得的な原理があるかどうか
 2章 生得的である実践の原理はないということ
 3章 思弁に関わる生得的原理と実践に属する生得的原理、この両者についてのさらなる考察

第2部「観念について」
 1章 観念一般について論じ、人間の魂は常に思考しているかどうかを折にふれて検討する
 2章 単純観念について
 3章 ただひとつの感官から私たちにもたらされる観念について
 4章 固体性について
 5章 さまざまな感覚からもたらされる単純観念について
 6章 反省に由来する単純観念について
 7章 感覚と反省に由来する観念について
 8章 単純観念に関するさらなる考察
 9章 表象について
 10章 保持について
 11章 識別について、あるいは諸観念を区別する能力について
 12章 複合観念について
 13章 単純様態について、まず空間の単純様態について
 14章 持続およびその単純様態について
 15章 持続と拡がりを合わせた考察について
 16章 数について
 17章 無限について
 18章 他のいくつかの単純様態について
 19章 思考に関する様態について
 20章 快苦の様態について
 21章 力能について、そして自由について
 22章 混合様態について
 23章 私たちがもつ実体の複合観念について
 24章 実体の集合的観念について
 25章 関係について
 26章 原因、結果、他のいくつかの関係について
 27章 同一性あるいは差異性とは何であるか
 28章 他の諸関係、とくに道徳的関係について
 29章 明晰な観念と曖昧な観念、判明な観念と錯然とした観念について
 30章 実在的観念と空想的観念について
 31章 完全な観念と不完全な観念について
 32章 真なる観念と偽なる観念について
 33章 観念の連合について

目次

第1部 生得的概念について(人間の精神の内に生得的な原理があるかどうか;生得的である実践の原理はないということ;思弁に関わる生得的原理と実践に属する生得的原理、この両者についてのさらなる考察)
第2部 観念について(観念一般について論じ、人間の魂は常に思考しているかどうかを折にふれて検討する;単純観念について;ただひとつの感官から私たちにもたらされる観念について;固体性について ほか)
第3部 言葉について
第4部 認識について

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

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J・ロック『人間知性論』での「タブラ・ラサ」(何も書かれていない板)批判として、ライプニッツが設定した「微小表象」なる概念は、無が認識を構成不能である点を明示し、意識表象なしに存在する「魂」(無意識)の想定を可能にする。ゼロに対して小数点以下の極小値を「微小表象」とすれば、演算によって他の数が出現するということだ。一方、単純な演算操作だけでは観念を意識する次元の階層の形成過程は説明できない(タルドが注意深く読んだように)。そこで彼は「生得的観念について」や「観念について」のような観念の表出の理論に向かう。2017/02/07

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