内容説明
チベット高原―そこは自然条件と政治状況のため、2500年以上も前に伝わった仏教思想の真髄を、そのままの形で伝えてきた。マンダラ、マントラ、ムドラー、ヨーガ、仏像…。それらの象徴は、かつては互いに強く結び付き合い、壮大なる精神の覚醒システムを構成していた。ドイツ人の著者は、仏教の真理を求めてチベットに入山、師トモ・ゲシェ・リンポチェよりチベット密教のすべてを伝授された。1960~70年代の若者たちの“シャンバラ(理想郷)憧憬”の引き金ともなった歴史的名著。
目次
第1部 O〓M―普遍性への道
第2部 MANI―一体化と内的平等性の道
第3部 PADMA―創造的視覚の道
第4部 H ̄U〓M―統合への道
第5部 O〓M MANI PADME H ̄U〓M―偉大なるマントラの道
終結そして統合  ̄AH―活動の道