タオ自然学 - 現代物理学の先端から「東洋の世紀」がはじまる (改訂版)

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タオ自然学 - 現代物理学の先端から「東洋の世紀」がはじまる (改訂版)

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  • サイズ A5判/ページ数 377p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784875021087
  • Cコード C1040

出版社内容情報

タオイズムの陰と陽に、粒子と波動性の相補性を重ね合せ、踊るシヴァ神の姿に素粒子のコズミックダンスを見る。気鋭の理論物理学者による、 東洋と西洋の自然観を結ぶ壮大かつ魅力的な試み。 ニューサイエンスの原点。

■目次より
コズミック・ダンスへの招待:前がきにかえて
第一部 自然学のタオ
 一  現代物理学は心ある道か
    太初、自然があった/デカルトの二元論から
 二  識ること観ること
    繰り返される神秘体験と科学実験/ど忘れと冗談の直観世界/
    神話と公案と俳句と
 三  言語の彼岸
 四  新時代の物理学
    ニュートン力学の栄光と終焉/アインシュタインの E=mc・/
    「量子的」時代精神へ

第二部 東洋思想のタオ
 五  変幻するブラフマン〈ヒンドゥー教〉
 六  合一性と相互作用〈仏教〉
 七  社会性と宗教性の一致〈中国思想〉
 八  陰陽の運動原理〈タオイズム〉
 九  日常のなかの悟り〈禅〉

第三部 共振するタオ
 十  万物の合一性
    対象と観測者の相互作用/観測者から関与者へ
 十一 対立世界の超越
    粒子と波動性/陰陽、そして相補性概念
 十二 四次元時空
    ふたごのパラドックス/湾曲空間とブラック・ホール/逆行する時間
 十三 ダイナミズムの自然学
    ビッグバン宇宙論と振動宇宙論/質量とエネルギーの等価性/
    諸行無常のダイナミズム
 十四 空と形象
    生成する空/湯川秀樹のひらめき
 十五 コズミック・ダンス
    相互作用と粒子世界/エネルギーの滝/踊るシヴァ神
 十六 幻の粒子、クォーク
    クォークと対称性/新しい公案?
 十七 変化のパターン
    物から出来事へ/ハドロン・パターンとS行列/変易の六十四相
 十八 無碍の世界
    ウェブ宇宙とブーツストラップ/ライプニッツの「窓」/知る者は言わず……




■著者紹介:フリッチョフ・カプラ Fritjof Capra
1939年、ウィーン生まれ。 66年、ウィーン大学で博士号取得。高エネルギー物理学者として、パリ大学、カリフォルニア大学、スタンフォード大学、ロンドン大学などで研究のかたわら教鞭をとる。75年刊行の『タオ自然学』が世界的ベストセラーになり、生き方じたいも転換。
エコロジカル・シンクタンク、エルムウッド研究所所長をへて、現在は、初等・中等教育の段階からエコロジー&システム論的な発想を普及するための Center for Ecoliteracy のディレクター。
邦訳書はほかに『エコロジカル・マネジメント』『ゼロ・エミッション』(以上、ダイヤモンド社)、『グリーン・ポリティックス』(青土社)、『新ターニング・ポイント』『非常の知』(工作舎)など。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bartleby

15
古書店で外に無造作に放り出してあったのを見つけて読んでみた。1979年刊。東洋の神秘思想(神仙思想とか)と量子力学を接続する試み。工作舎ってこういうアナロジー企画が好きだけど、実際読んでみるとやはり、最先端物理学の先に、すでに大昔のタオイズムが控えているのを発見した、という構図はオリエンタリズム感を否めない。言い始めたら、“重ね合わせ”(量子コンピュータ)や“対称性”なんていかにも東洋思想と相性が良さそうだ。それで思い出したがたしか中間子を発見した湯川秀樹の祖父は儒学者、兄弟は中国文学の研究者だった。2022/12/06

12
〜例えば、電子はおなじ位置にとどまるかと問うなら、「否」と答えねばなるまい。では電子の位置は時間とともに変わるのかと問うなら、「否」である。電子は静止しているかと問うなら、「否」と言わねばなるまい。では電子は運動しているかと問うなら、これも「否」である〜 オッペンハイマーの言葉であるが、これは『ウパニシャッド』の内容に通じる。〜それは動き、しかも動かない。それは遠く、また近い。それはすべての中にあり、またその外にある〜 物理学と東洋思想が通じるものと説が、将来統合されるものでは無く、相補関係と進むと説く。2017/10/31

Hiroki Nishiyama

8
現代物理学と東洋哲学が織りなす、神秘体験のその先はあるのだろうか。 宇宙はすべて絆で結ばれている。現代人は宗教の教えを信じず、その宇宙観もモノの集合だと思っている。だが、それは間違いであった。すべては繋がりでできていた。ハーモニーが宇宙を支配している。シヴァ神がコズミックダンスを踊り、創造と破壊を体現するように、私たちがいま生きるこの世には絶えず関係性から生み出される場がある。危機を感じ得るのは直観からである。それは関係を生み出しているすべてのものが共鳴し合っていることによるのである。2012/05/08

Yusaku

6
東洋思想と粒子物理学の相似点が述べられている。 作者はFカプラさん。高エネルギー粒子物理学者で、東洋思想、ブッタ、大乗仏教、老荘思想、禅に知識がある。 東洋思想の根底に流れる、「この世のものは変化する」という真理が粒子加速器の実験の中に見られるという。 東洋思想も粒子物理学も深遠難解であるが、とても興味深い内容です。 2000年前の東洋思想と現代の物理学にどんな共通点があるのか読んで見てください(^ ^)2017/09/03

うちこ

5
この本を読んで、ライプニッツさんという人にとても興味を持ったのですが、空海さん並に勉強しまくってますね。すごすぎ。 インドの哲学者と同じくらい、物理学者の名前も出てくるのですが、言ってること一緒なんですね。インド以外でも、日本から鈴木大拙さん、メキシコからドン・ファンさんなど登場します。 2009/12/04

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