目次
おはなし(良寛さまと春;良寛さまの手紙;『すわさままつり』;『古池や…』 ほか)
解説(良寛さま;相馬御風;多くの人に慕われた良寛さま;御風を取り巻く人物の紹介)
著者等紹介
相馬御風[ソウマギョフウ]
本名:相馬昌治。新潟県糸魚川市生まれ。明治16年~昭和25年(1883年~1950年)。歌人・詩人・評論家・翻訳家。学生時代、与謝野鉄幹主宰の「明星」に短歌を発表し、また岩野泡鳴らと雑誌「白百合」を創刊して浪漫主義運動の一端を担いました。明治38年、東京純文社から処女歌集『睡蓮』を出版。翌年、早稲田文学社に入り「早稲田文学」の編集を担当。自然主義評論家としての第一歩を踏み出します。大正5年3月、故郷糸魚川に退住を決意し、告白の書『還元録』を出版。その後、郷里で執筆活動を続けました。一人雑誌「野を歩む者」を亡くなる直前まで編集し、また、『大愚良寛』をはじめ、数多くの良寛研究書を刊行して、誰もが慕う「良寛さま」の名を、世に広めました(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かず
2
良寛様とは、江戸時代後期に越後国出雲崎に生まれた禅の名僧です。名主の家の長男に生まれながら、二十歳を前に早々に僧籍に入ってしまいます。修行後は自身の寺を興すでもなく、庵を結びひっそりと乞食の生活を送ります。生来欲少なく真っ正直な良寛さん、名声を求めず、ただひたすらに子等と遊び、詩歌を読み、書をたしなむ風流の生活を送ります。この本は、そんな良寛さんの逸話を集め、子供向けに書かれた本です。1話が短く、本当に読みやすい文章です。おおらかでとらわれのない良寛さんの姿に、ホッとくつろぐものを感じること請け合いです。2015/03/03
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