内容説明
江戸時代は、歴史的に最も自然と人間の調和・循環が保たれた時代であった―。21世紀の暮らし方のヒントここに。
目次
第1章 江戸はおもしろい(江戸町民は自由人;江戸の吉原;教育落語「千早ふる」 ほか)
第2章 江戸の文物(「いき」な生活;江戸っ子;江戸商人はからっきし ほか)
第3章 江戸の文化(江戸風に豊かに生きる;江戸時代の変遷;江戸学 ほか)
著者等紹介
横山芳郎[ヨコヤマヨシロウ]
昭和5年(1930)新潟市に生まれる。昭和30年(1955)新潟大学医学部卒業。昭和35年(1960)同大学院修了(第二内科)、医学博士。昭和大学医学部講師(臨床病理学)、新潟大学医学部講師(第三内科)などを経て、昭和44年(1969)~平成6年(1994)内科開業(新潟市)。以来フリーランス内科医、江戸文物研究家として活躍
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感想・レビュー
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オリーブ
4
豊かさのレベルの高さを測る尺度が「遊び」をいかに楽しむかであり、人生を楽しむという点では江戸時代は最高の時代だったようで羨ましくなりました。時代背景として火事が多く、人々は諸行無常を常に感じていたようです。人生50年だったあの時代、この世の辛さは少しの間だけ、人の生き死に関係ないならそんなに深刻に考える必要はないんじゃ?と考えていたそうです。また、大袈裟でもなく、恩着せがましくもない真のボランティア精神もあった時代が羨ましいと思いました。そんな精神を学んでいけば現代でも楽しい人生が送れそうですね。2014/04/15