出版社内容情報
近年、ACEs(逆境的小児体験)がその個人に及ぼす、生涯にわたる深刻な影響に関する研究が進んでいる。親との離別、家族の精神疾患、アルコール依存、薬物依存などの依存症問題などが子どもの人生に深刻な影響を及ぼす項目としてあげられている。
当然のことながらACEsをかかえているのは子どもだけでなく、保護者、さらには教育関係者にもみられる問題である。
ACEs(逆境的小児体験)の累積を抱えたまま親になり、そのことが子育てやパートナー、周囲の人たちの関係にも否定的な影響が出ている保護者に、教育現場はどう支援していけばいいのかという大きな課題がある。
本書はACEs(逆境的小児体験を乗り越える教育実践と家族支援の課題をアタッチメントスタイルの問題に視点を当てて提起していく。
日々の教育実践や保護者とのかかわりで悩んでいる方に、日々の教育実践や保護者支援のヒントになります。
【目次】
序章 トラウマの世代間連鎖を乗り越える
1章 トラウマ、未解決の葛藤と世代間連鎖
1,不安:無表情な子、クレームの母
2,逃亡:嫌いな父に似ていく
3,攻める:修学旅行に行きたい
2章 問題行動から意見表明権の行使
4,重荷:吐き気のする子、虐待を受けた先生
5,ネグレクト:暴言の壺と教育家族
3章 発達特性が豊かな個性として活かされる集団づくり
6,ゲーム依存:ロサンゼルス少年と戦争
7,入り口は興味:初めてのハッピーレター
8,支援:癒しのコンサート
4章 傷つきを仲間と一緒に乗り越える
9,愛が足りない:アタッチメントは中前へ
10、消失:火事で家族と過去を失う
11、親からの独立
5章 理論編 ACEsによるダメージを軽減し、レジリエンスを高める教育実践の課題
1,ACEsの累積を抱えて苦しむ子どもたち
2,ACEsによるダメージを緩和し、レジリエンス高めるPACEsの保障
3,内的作業も出ると成人期のアタッチメントスタイル
6章 トラウマ・虐待の世代間連鎖を乗り越えていく家族支援の課題
1,「世代間を連鎖するトラウマ」について
2,ACEsを抱えてきた保護者をどう理解するのか
3,保護者支援の課題
内容説明
あなたを見捨てません!子どもの問題行動の奥にある心の傷。子どもと家族の再出発の物語。
目次
序章 虐待とトラウマの世代間連鎖を乗り越える
1章 トラウマ、未解決の葛藤と世代間連鎖
2章 問題行動から意見表明権の行使へ
3章 発達特性が活かされる集団づくり
4章 傷つきを仲間とともに乗り越える
5章 理論編1 ACEsによるダメージを克服し、レジリエンスを高める教育実践の課題
6章 理論編2 虐待とトラウマの世代間連鎖を乗り越える家族支援の課題
著者等紹介
楠凡之[クスノキヒロユキ]
1960年生まれ。京都大学教育学研究科後期博士課程満期退学。北九州市立大学名誉教授。専門は臨床教育学。日本生活指導学会理事、全国生活指導研究協議会研究全国委員、日本学童保育学会代表理事。NPO法人学童保育協会理事長。日本学童保育士協会代表理事
丹野清彦[タンノキヨヒコ]
大分の公立小学校で働き、人生の楽園を夢見て北海道へ移住する。その後、琉球大学教授となる。現在は大学で非常勤講師として働いている。全国生活指導研究協議会研究全国委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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