出版社内容情報
学童保育は「生活」と「遊び」の場です。そして、その「生活」は、学童保育のよって立つ基本法である児童福祉法に「児童の権利に関する条約の精神にのっとり」とあるように、子どもの最善の利益を大切にすることが求められています。
「生活」のなかで食事とおやつは欠かすことができません。学童保育のなかでの「食事・おやつ」に子どもの権利条約は生かされているでしょうか?
この本では、いくつかの実践とその理論を伝えようと具体的な事例をあげつつ、明日から使えるレセピもたくさん入れました。
ぜひ、お読みいただき明日からの子どもたちとの生活に活用していただきたいと思います。
内容説明
学童保育の生活の中で欠かすことのできない「食」の時間。「おやつ」の事例からレシピ、衛生管理にアレルギー対応など、学童保育の生活者である子どもたちと営む「食」の時間を豊かにするためのさまざまなヒントが盛りだくさん!
目次
第1章 学童保育の現場からみる「おやつの時間」
第2章 学童期の子どもたちにとってのおやつの意味とは
第3章 おやつの準備も子どもと一緒に
第4章 簡単でおいしいおやつレシピ
第5章 衛生面についての基礎知識
第6章 おやつの時に気をつけたい食物アレルギー
第7章 Q&A こんな時どうしたらいいか
著者等紹介
高橋比呂映[タカハシヒロエ]
宮城学院女子大学生活科学部食品栄養学科助手。修士(健康栄養学)、管理栄養士。宮城県生まれ。宮城学院女子大学在学中、平本ゼミに所属し児童館での食育実践研究を行い、大学院では宮城県の学童保育におけるおやつの現状と課題を分析した。大学院修了後、宮城学院女子大学助手として勤務したのち、こども園の管理栄養士として、子ども主体の食育の実践に携わる。その後、宮城学院女子大学に助手として戻り現在に至る。専門は、調理教育・食教育。主な研究領域は、学童保育・児童館・保育所における食教育。平本福子と共に、子どもを中心とした調理教育の実践研究をすすめている。21年より、学童保育の「食」を考える会事務局長
平本福子[ヒラモトフクコ]
宮城学院女子大学生活科学部食品栄養学科教授。博士(栄養学)、管理栄養士。三重県生まれ。女子栄養大学大学院修士課程修了。宮城学院女子大学助教授を経て、2007年より教授。専門は、調理教育・食教育。主な研究領域は、食環境との関わりを視野に入れた食教育。管理栄養士・栄養教諭育成に携わりながら、子ども主体の実践研究をすすめている。05年よりNPO法人食生態学実践フォーラム理事。21年より学童保育の「食」を考える会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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