内容説明
日本人とは何か―沖縄人とは何か―沖縄人にとって「日本国民になることであること」はいかなる意味を持つのか!?
目次
1 「沖縄人」をどう捉えるか(現在の「うちなーんちゅ」意識;なぜ復帰論議が重要か ほか)
2 「祖国復帰」概念の変容(沖縄戦後史における「復帰」と「沖縄人」;なぜ「復帰」か ほか)
3 1970年前後における復帰論と反復帰論の分析(新たな「沖縄人」の誕生;復帰論の構造 ほか)
4 その後の「沖縄人」(「復帰」から「自立」へ;活発化・多様化する自立論 ほか)
著者等紹介
新垣毅[アラカキツヨシ]
1971年、沖縄県那覇市に生まれる。琉球大学卒、法政大学大学院修士課程修了(社会学)。1998年、琉球新報社入社。沖縄県政、中部支社報道部、社会部遊軍キャップ、編集委員、社会部デスク、文化部記者兼編集委員などをへて、2016年4月より東京報道部長。2011年にはキャンペーン報道「沖縄から原発を問う」取材班キャップ 沖縄の自己決定権を問う一連の報道で、第15回「石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞」(2015年12月)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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クリ
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薩摩侵攻、琉球処分、米国統治、祖国復帰と歴史に翻弄され、外部権力により抑圧され続け、本土の人々に対しての違和感を感じ、沖縄のアイデンティティーを追い求めていく中で、歴代知事の、やまとぅんちゅになりたくてなりきれないうちなーんちゅの心、平和を愛する共生の心、異質なものを溶け込ませる寛容さはみごとに沖縄の心を言い表していると思う。命どぅ宝、ゆいまーる、ちむぐぐる、いちゃりばちょーでー、先祖崇拝は大事にしたい言葉で、基地問題で揺れる沖縄ではあるが根気強く自由、平等、平和、共生を追い求めていく必要があると思う。2018/07/07
Y_Kuroyanagi
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20180430ー201805062018/05/06
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- 和書
- よめたよ、リトル先生