出版社内容情報
再び沖縄を戦場にしないため、沖縄の未来を切り拓くため、安倍政権に対する積極的「反対」の姿勢の継続を説く。
内容説明
再び沖縄を戦場にしないため、沖縄の未来を切り拓くため、安倍政権に対する積極的「反対」の姿勢の継続を説く!
目次
第1章 転換期の沖縄問題(辺野古新基地反対運動の高まり;日米の沖縄少数民族論;在沖海兵隊の抑止力;安倍政権の安全保障政策)
第2章 中国の台頭とソフト・パワー(パワー・シフト論;中国の夢;米中で世界を仕切る「G2」体制樹立の挫折;世界戦略の転換―AIIBとシルクロードの経済構想;中国のソフト・パワー)
第3章 アメリカの対中政策と安倍外交(アメリカのアジア・太平洋リバランス;安倍外交;アメリカの対日、対韓政策;リバランス政策と安倍外交の非整合性)
第4章 沖縄の現状(自己決定権の主張;辺野古埋め立て承認取り消しと裁判;国・県の和解提案;強硬政策への転換;日米の共同訓練と自衛隊の「南西シフト」)
結論―沖縄はどうすべきか
著者等紹介
宮里政玄[ミヤザトセイゲン]
1931年、沖縄県今帰仁村に生まれる。専門は、アメリカ外交史、日米関係。琉球大学教授、国際大学教授、獨協大学教授を経て、現在、沖縄対外問題研究会顧問を務める。著書:『日米関係と沖縄1945‐1972』(岩波書店2000年“第29回伊波普猷賞”)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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加藤久和
6
アメリカと中国を中心とした国際政治の枠組みから沖縄基地問題を論じている。アメリカは中国に対して硬軟曖昧な態度を取り続けている訳だが、安倍政権は中国脅威論を振りかざしてグアムへの撤退の可能性もある在沖米軍を必死で引き留めている。さすがアメリカは複数の外交カードを手離すことはしないが、奇妙なことに日本は有力な手持ちのカードを次々と手離し負ける方向へと自らを急き立てている。安倍や自民党に何を言っても無駄だろうが、仮に人間らしい心がわずかでもあるのなら苦難の歴史を歩んで来た沖縄の声に少しは耳を傾けてもいいだろう。2017/02/27
はる
0
中国、政府、沖縄での事実を、書物や新聞、琉球新報などから引用して語っている。結局どうしたらいいのか?は掴みきれなかったが、見解ではなく事実を語っているところがよい。2017/01/24
ふら〜
0
なんというか「よくある本」。対立構造にしないと死んでしまうの?笑 2017/01/11