出版社内容情報
子ども・若者の生きづらさの深刻化に危機感を持ち、新自由主義的な教育改革に対抗する教育構想を提示する。
内容説明
民主的な教育・生活指導の実践と研究を継承し、新自由主義的な「教育改革」に対抗する「教育構想」を提示。60年にわたる生活指導・教育学研究をまとめ、自らの処女作の名を借りて、改めて「生活指導の理論」を世に問う10年ぶりの論文集。
目次
1 ケアと自治/学びと参加(Tとの出会いから子どもの自治へ;川と対話する子どもたち;隆信が孫悟空を演ずるまで;「はたらかされる」から「はたらく」へ―アルバイトの雇用契約書をもらってみる)
2 教師のことばと生徒のことば(指導の基盤としてのケアと対話;いま、なぜ子どものケアか―子どもを他者と世界につなぐもの;生徒にことばが届くとき;生徒がことばに開眼するとき)
3 生活指導の現代的課題(少年期の変貌と小学校生活指導;子ども・家族・地域の貧困と中学校生活指導;生活指導におけるケアと自治)
生活指導とは何か
著者等紹介
竹内常一[タケウチツネカズ]
1935年生まれ。1960年、東京大学大学院修士課程修了。2005年、國學院大學教授退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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