内容説明
戦後教育学、生活指導運動の第一線にいた竹内常一。そのフロンティアとしての竹内の仕事を解き明かす。竹内常一の著書と、雑誌『生活指導』創刊号から715号までに掲載の論文をふまえて、戦後日本の歩んできた道と生活指導運動のかかわりの歴史を記した労作。
目次
プロローグ 竹内常一の生い立ち―研究者として登場するまで
第1章 生活指導をめぐる論争
第2章 生活指導と集団づくりのめざす教育像
第3章 学級集団づくりの発展的展開
第4章 子どもの発達疎外、非行・校内暴力にきりこむ
第5章 「子どもの自分くずしと自分つくり」不登校問題―思春期における人格の再統合
第6章 集団づくりの新しい展開・世界に開かれた学校へ
第7章 新たな荒れ―発達異変のなかの子どもたち
第8章 21世紀の生活指導を求めて
著者等紹介
宮原廣司[ミヤハラヒロシ]
1938年、東京都生まれ。東京学芸大学卒業。東京都江戸川区立小松川第一中学校、鹿本中学校、西葛西中学校に勤務。1992年、東京都教員研究生として東京大学教育学部に国内留学。1999年~2000年都留文科大学、1999年~2006年國學院大學非常勤講師。全国生活指導研究協議会会員、元常任委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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