内容説明
沖縄戦被害の国家賠償責任を問う!米軍の砲撃、空爆、掃討、日本軍の壕追い出し、食糧強奪、「集団自決」、住民殺害、戦争孤児…。そして戦後70年以上が過ぎても、沖縄戦のPTSDなど外傷性精神障害で苦しむ人びとの今日にまで繋がる深刻な被害実態と、精神科医の診断と鑑定で、沖縄戦被害の重さを改めて伝える。
目次
はじめに 沖縄戦被害の国家賠償責任(謝罪と償い)を求めて
1章 “特別寄稿”那覇地裁請求棄却判決の批判的検討
2章 “特別寄稿”沖縄戦はどのような戦争だったのか
3章 沖縄戦における被害実態―沖縄戦被害・国家賠償訴訟原告79名の陳述書から
4章 沖縄戦に起因する精神的被害(外傷性精神障害)の実態・診断と鑑定―診断書と鑑定書を読み解く
資料編
著者等紹介
瑞慶山茂[ズケヤマシゲル]
沖縄戦被害・国家賠償訴訟弁護団長。弁護士。1943年6月、南洋群島パラオで生れる。1歳の時、米軍の空襲を避けるための避難船が沈没、奇跡的生還。姉(3歳)は水死。1946年沖縄県に引き揚げ。66年琉球大学法文学部卒。68年第9回世界青年学生平和友好祭(ブルガリア首都ソフィア)の日本代表、アメリカの軍事支配下の沖縄問題を世界の青年に訴える。1971年弁護士登録。千葉県弁護士会会長、関東弁護士会連合会常務理事、日本弁護士連合会理事、商工ローン被害対策千葉県弁護団長を歴任。現在、宇都宮軍縮研究室発行「月刊軍縮問題資料」(休刊中)編集責任者、東京大空襲訴訟常任弁護団、沖縄・民間戦争被害者の会顧問弁護団長、「南洋戦」被害・国賠訴訟弁護団長、「赤ちゃんの急死訴訟研究会」代表世話人、弁護士法人瑞慶山総合法律事務所代表などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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