内容説明
植民地支配・軍事独裁政権・労働運動の中で闘った朝鮮の詩人たち、母を通して知った「ことばの力」と「生きる力」、なぜ「アンネの日記」は世界中で受容され、収容所を生きのびたプリーモ・レーヴィは何に絶望したのか?著者初の詩と文学の評論集。附「詩集八月」。
目次
1 私はなぜ「もの書き」になったのか
付録 詩集八月
2 詩の力(魯迅と中野重治;朝鮮の詩人たち―「東アジア」近代史の中で)
3 「韓国文学」と「世界文学」をめぐる断想―「新しい普遍性」を求めて
4 越境者にとっての母語と読み書き―ある在日朝鮮人一世女性の経験から
5 「証言不可能性」の現在―アウシュヴィッツとフクシマを結ぶ想像力
著者等紹介
徐京植[ソキョンシク]
1951年京都市に生まれる。早稲田大学第一文学部(フランス文学専攻)卒業。現在、東京経済大学現代法学部教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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