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内容説明
親の暴力、両親間のDV、過酷ないじめ…子どもたちの上に覆いかぶさる生きづらさと悲しみをどのように聴きとり、自己肯定感と希望を育んでいくのか。学生の手記を手がかりに、気鋭の臨床教育学者が読みひらく。
目次
第1部 虐待(子どもたちが家族の中で体験してきた生活世界を考える;被虐待児、虐待サバイバーの人たちの自立支援を考える)
第2部 いじめ(子どもたちが生きているいじめに満ちた生活世界;いじめ問題に対する理解と取り組みの課題)
著者等紹介
楠凡之[クスノキヒロユキ]
1960年大阪に生まれる。1989年京都大学教育学研究科後期博士課程満期退学。1992年北九州市立大学文学部に専任講師として赴任、2005年より同教授。専門は臨床教育学(子どもの人格発達と教育指導)。日本生活指導学会理事、全国生活指導研究協議会研究全国委員、日本学童保育学会理事、NPO法人学童保育協会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
caramel
11
読メでは殆ど感想はないですが、色んな人の虐待や虐めに関する体験の手記が沢山載っていて、その内容がやはりどれもリアルに感じられ、凄く共感できる本でした。当時担任はどういう対応をしてあげれば子供達を救えたかなどの分析も載っていて、なるほどと思いながら子供達の心の闇の深さについて、参考になりました。この手記の筆者さん達がその後同じような子供達を救いたいという強い気持ちも素敵で応援したいと思いました。教師を目指す方もですが、誰が読んでも考えされられるだろうなと思える良書でした。2022/08/24