内容説明
1945年3月下旬―沖縄戦は「集団自決」で始まった。初めて撮影を許された、身体に刻まれたその傷痕、海底の砲弾、屋敷の内外に残る弾痕が、惨劇の実態を今に伝える。永久保存版「写真による証言」。
目次
身体に刻まれた傷痕
海底に残る砲弾
「集団自決」の現場
屋敷の内外に刻まれた弾痕
一家全員「集団自決」の屋敷跡
生き残った人たち
慰霊と鎮魂
解説 一九四五年三月―永遠に消せない記憶
撮影後記 傷痕を撮らせてもらうまで
著者等紹介
山城博明[ヤマシロヒロアキ]
1949年、沖縄県宮古島に生まれる。沖縄大学在学中より、沖縄復帰闘争、全軍労闘争、全島ゼネスト、コザ反米騒動などを撮り、雑誌『現代の眼』等に発表。73年、読売新聞西部本社に入社、85年、琉球新報社に移る。この間、さまざまの報道写真を撮るほか、琉球列島の自然、とくに野鳥や動物を数多く撮る。現在もライフワークとして、中国野生の朱鷺、アジアのクロツラヘラサギの生態を、中国や韓国にたびたび出かけて撮影し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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