内容説明
ニッポン生まれの大阪育ち「浪花の歌う巨人・パギやん」が、「環状線」に乗って、大阪の風味が染みこんだ歴史・地理・文化を紹介。ホントの大阪がわかる異色の大阪案内。
目次
大阪駅
天満駅
桜ノ宮駅
京橋駅
大阪城公園駅
森ノ宮駅
玉造駅
鶴橋駅
桃谷駅
寺田町駅〔ほか〕
著者等紹介
趙博[チョウバク]
「浪花の歌う巨人・パギやん」の異名をとるシンガーソングライター&歌劇派芸人。「FMわぃわぃ」(兵庫県神戸市長田区)「FMさがみ」(神奈川県相模原市)「南相馬ひばりエフエム」(福島県南相馬市)でDJを務める。1956年大阪市西成区生まれ。大学でロシア語を、大学院で教育学を専攻。1983年文学修士号取得。コンサートはもちろん、語り芸「歌うキネマ&声体文藝館」シリーズも全国で公演中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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がんぞ
3
読むのがつらい変な大阪弁。歴史的な朝鮮人圧迫への難癖が多い。「豊臣秀吉を大阪城400年で検証することは許されない」など。「偽者の金日成が王朝を創立することは許されない」「李承晩、朴正煕の日本侮辱について謝りたい」などと言わないところを見ると著者は日本に属しているつもりだろうが、帰化しないうちにそういう政治的発言をするのに違和感を覚える。「石原慎太郎は闇市を知りもしないのに三国人と差別発言」などむしろ昭和三十年で知りもしない著者が年長に対して失礼であろう、差別ではないから嘘でもある。芸能人であっても無恥は罪2014/07/14
むっち
3
例えば、大阪駅前ダイヤモンド地下街はダイヤモンド地区と呼ばれた闇市跡の地下街で「三国人」という差別用語を生んだ非合法商売地域。大阪城は信長に滅ぼされた石山本願寺跡で、陸軍砲兵工場跡で要するに戦跡。京橋駅には、終戦の一日前の大空襲の被害者が多数で「駅を歩くときは骨を踏んでると思いなさい」とか、コリアタウンに続く神社は古事記にも登場するとおり古来からの渡来人の土地等といった「大阪案内」大阪の再開発の失敗を皮肉り、「大阪の橋はフェスゲ(フェステバルゲート)とはしげ(橋下氏)」といったちょっとブラックなユーモアあ2013/03/12
reading
2
旅行案内というより、大阪の歴史についての考察が詳細に書かれている。筆者が大阪弁で書いており、楽しくまた勉強になる内容で、なかなか興味深い一冊となっている。2012/11/22
skashu
1
大阪生まれの在日韓国人2世の著者による独特の視点の大阪観光案内。ダークな歴史も描かれていて実際に歩いてみたくなる。2017/07/24
Tsuchi(TSUCHITANI.K)
0
いまとなっては、ちと古い2021/01/17