内容説明
「9・11」以後、この国はどう変わったのか?!アフガン参戦・有事法制・イラク派兵、その陰で変わりゆく自衛隊の現状を検証、総仕上げの「憲法改正」をめざして大転回をとげつつある“この国の景色”を浮き彫りにする。
目次
1 歴史の曲がり角―一九三〇年代と二一世紀初頭の現在(大日本帝国の最後の曲がり角;現代日本の曲がり角)
2 有事法の成立―「非戦の国」との決別(有事法成立―その瞬間の国会の光景;自衛隊法は「無傷」だった! ほか)
3 自衛隊「参戦」から「派兵」へ―アフガン戦争・イラク戦争と日本(「テロ報復戦争」をどう考えるか;「テロ対策特措法」と自衛隊 ほか)
4 変質する自衛隊―「専守防衛」から「海外展開」へ(空中給油訓練と空中給油機の導入;ヘリ空母の導入、イージス艦は六隻に ほか)
著者等紹介
梅田正己[ウメダマサキ]
1936年、佐賀県唐津市に生まれる。書籍編集者。1959年、出版界に入り、72年、仲間とともに高文研を設立、『月刊・考える高校生』(現在は『ジュ・パンス』と改題)を創刊。当初は教育書を中心に出版するが、80年代以降、沖縄問題、安保・憲法問題、ジャーナリズム問題、近現代史などに領域を広げる。1985~87年、「国家秘密法に反対する出版人の会」の事務局を、86年以降、「横浜事件・再審裁判を支援する会」の事務局を担当。日本ジャーナリスト会議会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。