内容説明
太平洋戦争中、アメリカ、カナダだけでなく、オーストラリアでも日系人の強制収容はあった。その数、4300人。知られざる歴史の事実に、初めて光を当てた労作。
目次
1 オーストラリアにおける日本人移民の歴史
2 オーストラリアの戦時強制収容政策
3 強制連行・移送
4 強制収容所
5 抑留者交換と早期釈放
6 収容所の生活
7 戦後の釈放と本国送還
8 引揚者と残留日系人の苦難
9 アメリカとカナダにおける強制収容
10 オーストラリアの責務
著者等紹介
永田由利子[ナガタユリコ]
1949年神奈川県川崎市生まれ。71年、明治学院大学英文科卒、73年、米国インディアナ州立大学応用言語学修士課程留学、75年、同大学修士号取得。80年、オーストラリアに永住。93年、オーストラリア・アデレード大学歴史博士(文学)の学位を取得、現在、オーストラリア・クイーンズランド大学言語比較文化学科シニア・レクチャラー
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