内容説明
とだえることのなく生徒が押しかける保健室。恋愛、性の相談、拒食、リストカット、神経性頻尿など…。いまこのように心を病む生徒が増えているのはなぜか―?日々、生徒たちの心とからだに向き合う養護教諭たちの保健室からの実践報告。
目次
第1章 座談会・心を病む生徒たちがふえているのは?
第2章 はじめての保健室
第3章 さまざまな悩みを抱えた生徒たち
第4章 愛と性の現実
第5章 心を病む生徒と向き合って
第6章 重い病気、きびしい家庭事情の中で
第7章 保健委員たち、文化祭で頑張る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takao
4
2002年4月10日発行(2002年7月1日、第2刷)。知人の養護教諭の紹介で求めたのはもう20年前のことか…。最近、養護教諭志望の学生さんに出会い、本書のことを思い出す。書棚を探すが見つからず、すでに処分していたようだ。再度古書で購入した。本書には保健室で出会った多くの高校生の事例が収録されている。中には本には書けないことなど行間に滲む大変さがあったのだろう。筆者や登場する高校生なども仮名であるが、これまでに出会った養護教諭や生徒たちを思い浮かべながら読み終えた。養護教諭を志す学生さんを応援したい。2023/03/18