内容説明
朝鮮半島が南北和解に向け動き出したいま、21世紀日本の最大の課題は中国だ。巨大な途上国である中国と、日本はこれからどんな関係を結んでゆくのか?!外務省・中国課長も務めた著者が、日中・米中関係のこれまでを振り返り、日本のとるべき道を渾身の力を込めて説く。
目次
1章 虚像を排し、実像を求めて(中国人に見る人間関係の鉄則;今なおゆがんだままの中国像 ほか)
2章 安定した日中関係を築く道(“砂上の楼閣”に似た今の日中関係;戦後五〇周年前後に噴出した日中間の矛盾 ほか)
3章 米中関係と台湾問題(米中関係のカギは台湾問題;戦後国際政治の産物としての台湾問題 ほか)
終章 日米中関係のカギ―「未決論」の克服