内容説明
家庭内で虐待を受けた少女がたどった半生の魂の記録。子ども時代の体験は、精神の底深く、いかに人を支配しつづけるのか―。被害者自身のえぐるような自己省察を通して、傷ついた子ども時代をもつ人に、「回復」への勇気を問いかける。
目次
近親「相姦」だなんて冗談じゃねえ
第1部 嵐を生きた日々(記憶―子ども時代;中学時代・高校時代;アメリカ―“心の両親”との出会い;大学・結婚・離婚;模索―“私って、なんかへん”;許し―二度目の結婚;妊娠、うつ病 ほか)
第2部 被害者から見える風景(「いたずら」なんかじゃない、それは犯罪なのに!;「存在の安全」「存在の脅威」―児童虐待の本質;なぜ子どもは話さないのか;なぜ自分が悪いと思うのか;生きるにつれ苦しみが大きくなるとは ほか)
第3部 回復への希望(帰郷;私の前をあゆむ人;回復について;甦える魂;雪)
子ども時代の性的被害とサバイバル
医療の現場にみる痛ましい現実
感想・レビュー
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