内容説明
小川原湖民俗博物館の民具に刻む農山漁村の生活習慣と歴史民俗をイラストと文で紹介。1万8000点にのぼる膨大な民具の集積。「偉大なる納屋」「東北の正倉院」の解明に旅行者の立場から熱い視点を注いだ労作。
目次
農耕生活のはじまり
南部地方の農家と囲炉裏
山仕事と道具たち
道具は工夫の結晶だ
漆の話
山仕事の話―桜田重信さんに聞く
生活用具と暮らし
三本木地方の農作物運搬に荷馬車はかつて大きく活躍した―小笠原国雄氏に聞く
オシラサマ信仰
食を作る道具たち
南部裂織の話
着る物について
船と魚撈の用具
小川原湖の寒シジミ
著者等紹介
野口冬人[ノグチフユト]
1933年東京生まれ。中学2年の夏に富士山に登って以来山のとりこに。のちに旅と温泉と民俗に興味が移り、全国を訪ね歩く。日本山書の会、旅行作家の会、山村民俗の会会員
いさかかつじ[イサカカツジ]
1943年東京生まれ。散歩の向こうに旅がある。雑誌などで風刺的な漫画、個展「ザ・レビュースピリッツ」、大屋政子著「天下茶屋の政子ちゃん」(講談社刊)のイラストレーション、絵本「ふしぎなしんごう」(岩崎書店刊)、「プレゼンテーションの技術」(日本実業出版社=共著)と、表現の横丁をさまよい歩いている。日本石造文化学会、旅行作家の会会員
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