内容説明
「医学原論」とは医学体系の要となる理論である。本書は医学体系とは何かを、その構築過程をも含めて明らかにするとともに、なぜ医学体系が必要なのかを説いている。それは見事な医療実践及び医学教育に必須であるからこそ、医学教育を担う教官達に、自らを理論的に武装し、医学という理論体系から医学生を教育し、実力のある医師を輩出してほしいという、私自身の願いをこめて、副題を「医学教育講義」とした。
目次
第1編 学問としての医学体系の必要性(医学体系はなぜ必要か;「医学体系」と「医療実践」と「医学教育」の関係;医学体系は医療実践から導き出した論理の大系である)
第2編 医学体系構築の過程的構造(医学体系における現象論とは何か;現象論の構築に必須の一般論;現象論としての腎臓病論の構築過程 ほか)
特別編 学問体系構築に必須の弁証法と認識論(学的弁証法の研鑽過程;学的認識論の研鑽過程)
著者等紹介
瀬江千史[セゴウチフミ]
東北大学医学部卒業、医学博士。医学への道を志すも、未だ学問の名に値する医学の存在しないことを知り、医学の体系化こそ自らの生涯を懸ける対象と決意し、医療を学的実践の場として理論化への道を歩む。その後、医学原論の理論的展開を計るべく、その構造論である常態論、病態論、治療論に専心す。理論医学研究会代表幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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