感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とある聖職志願者。
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教師として、鍼灸マッサージ師として、教会に仕える者として、目の前にいる人にどのように関わるか。 「聖職者はひとりの人間ではあるが、人間と人間を越えた存在とを分かつ境界の上に住んでいる。いやむしろ人間であるがゆえに、彼はこの境界をこえることが絶対にできないのだ。彼の考え仕事は明らかに、もはや人間ではない領域から力を引き出すが、その領域は、他のどんな領域よりも、人間存在をほんとうの意味で人間的にするのだ」(86頁) 2017/03/15
とある聖職志願者。
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教師としては生徒に対して、鍼灸マッサージ師としては患者に対して、聖職者として信徒さんに対して、どのように関わるのか。ひとりの人間として相手に向き合うこと。 「聖職者はひとりの人間ではあるが、人間と人間を越えた存在を分かつ境界の上に住んでいる。いやむしろ人間であるがゆえに、彼はこの境界を越えることが絶対にできないのだ。彼の考えや仕事は明らかに、もはや人間ではない領域から力を引き出すが、その領域は、どんな領域よりも、人間存在をひ本当の意味で人間的にするのだ」(86頁)。2017/03/15