感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mawaji
2
29年ぶりの再読。44歳にして夭逝した解剖学者の遺稿詩集。「Patients must be patientー病者とは耐え忍ぶ者の謂である」...闘病生活の苦しみの中でも同僚や家族、他者を慮り、ユーモアを失わない著者の人柄が随所に感じ取られました。お見舞いとして届けられた花々を詠った詩の数々も医師・科学者としての視点が垣間見られましたが、患者の立場としての素直な気持ちの吐露などは胸に迫るものがありました。最後の日記では、循環器の北村和夫教授、医史学の酒井シヅ先生など懐かしい恩師の先生の名前も発見しました。2016/01/28
mawaji
1
娘さんよりいただきました。1987年1月10日読了。2007/01/10
whizz
0
花の詩は花に詳しくないのでよくわからなかったけど、病者の詩には心打たれました。面白い言い回しで病気の辛さを表すなんて、実際自分が同じ病気になったら出来ないからです。2010/02/26